三重から金魚様

今回は、ウィッグの仕込みからスタジオ撮影まで、motionで一日かけて仕上げさせていただきました。
※著作権に配慮し、キャラクターの名前は割愛させていただきます。

使用ウィッグ/CLASSE/ディールシルバー

【Wig Cutting|仕込み】

まずはウィッグスタンドに乗せた状態から。既製のウィッグをそのまま使うのではなく、毛量を削ぎ、束感の出る位置を一つずつ決めながらカットしていきます。

今回のキャラクターは、ふわりと外へ跳ねる毛先と、サイドから下へタコの足のようにうねる毛束がポイントになるデザイン。シルエットが崩れないよう、耳まわりと襟足は短く軽く、トップは動きを残す配分で整えました。ラベンダーがかったシルバーブルーの発色を活かすため、面を作りすぎず、光が抜ける毛流れを意識しています。

【Hair & Wig Styling|装着とスタイリング】

スタンドで作った形を、実際に被っていただいてから微調整。頭の丸みや骨格に乗せると見え方が変わるので、ここからが本番です。

前髪は目元にかかるギリギリの長さでラインを取り、片目を覗かせる位置に。毛先はアイロンで内外に散らし、動きのあるスタイルに仕上げました。立ち上げた毛束はスプレーで固めすぎず、撮影中も自然に揺れる硬さで止めています。

【Make|メイク】

眉は太めに角度をつけ、直線的に。中性的な雰囲気を残しながらも男性らしい骨格に見えるよう、ノーズシャドウや目元の陰影で立体感を作りました。目元は寒色のブラウンをベースに切れ長に見えるように横のラインを意識。目尻側に重心を置くことで、知的な印象に仕上げています。口元には、キャラクターの特徴でもあるほくろを添えて、より魅力的に見えるように。

【Pose & Expression|撮影時の演出】

背景は黒。光を絞って、髪と衣装のエッジだけを立ち上げました。

伏し目がちに顎を引いた表情で、静かな圧のある佇まいを。黒手袋で口元を隠すカットでは、目線だけをカメラに残し、余裕と含みのある表情をつくっています。

【Total Styling|仕上げのポイント】

淡い髪色・黒い衣装・金の装飾。この三つが喧嘩しないよう、全体のコントラストを「髪>衣装>肌」の順で置くことを最後まで意識しました。

仕込みからの一日、本当にお疲れさまでした。遠く三重からお越しくださった金魚様、ありがとうございました。またお待ちしております。